自己破産に必要な費用の相場

023_自己破産

借金問題に悩まされた方は債務整理を検討されることになりますが、最終的な解決方法として行き着く手続きが「自己破産」になります。

自己破産することで借金を返済する法的な義務がなくなり、人生をリセットすることができるのです。しかし、自己破産は裁判所に認めてもらわなければなりません。裁判所での手続きになるため、どうしても専門知識が必要となってしまうのです。
そうなると頼みの先は法律の専門家である「弁護士」です。

とはいえ、弁護士と聞くと

「高額報酬を請求されるのでは?」

「そもそも自己破産を選択せざるを得ないのに弁護士費用を払うことができるのだろうか?」

といった不安を抱く方も多いのではないでしょうか?

そこで今稿は、自己破産を弁護士に依頼した場合の費用について見ていきましょう。

自己破産の弁護士費用の相場はどのくらい?

さて、さっそくですが、自己破産にかかる弁護士費用の相場はどれくらいなんでしょうか?

実はかなり費用には幅があり、20~40万円程度となっています。もちろんあくまでも相場(目安)なので、20万円より安く済むこともあれば、40万円以上かかってしまうこともあります。

では、なぜこんなに費用に幅があるのでしょうか?

弁護士は報酬額を自由に決められる

実は弁護士は自ら受ける業務の報酬を自ら決めることができるのです。
以前までは、日本弁護士連合会が報酬規程を定めていたのですが、平成16年(2004年)に撤廃され、事務所ごと、弁護士事に自由に設定できるようになりました。

これが報酬に幅がある理由となっています。

といっても、不当な高額請求をされる心配はほとんどありませんし、事前に料金体系についてしっかりと確認していればトラブルになる心配はありません。

次に説明する自己破産時の報酬の内訳についてよく理解し、なににどれだけ費用がかかっているのかを把握できるようになりましょう。

弁護士に支払う費用の内訳

自己破産を弁護士に依頼する際、支払うことになる費用は主に3つに分けられます。

  1. 着手金
  2. 実費
  3. 成功報酬

一般的に自己破産においては、上記以外に費用請求されることはありません。

では、順をおって、さらに詳しく見ていきましょう。

なお、相談料については弁護士に依頼する前に発生することになりますが、現在、自己破産の相談時に相談料を取っている事務所は少なくなってきました。逆に言えば無料法律相談をうまく利用し、費用をかけずに弁護士からのアドバイスをもらうことを心がけましょう。

着手金

「着手金」とは、弁護士が事件に着手する際に支払われるお金のことです。着手金の相場は、0~30万円となっています。
0円(無料)という金額に驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、自己破産という手続きはお金に余裕のない方も利用する手続きです。初めからお金を用意できない方のために、着手金を0円としている事務所も中にはあります。着手金を0円にした分、以下で説明する成功報酬を多くとって、採算を取っているというわけです。

この辺りは手持ちのお金によりますが、背に腹は代えられない場合も多いですから「着手金なし」の事務所は総額を見て妥当であれば利用するのもアリですね。

実費

実費については、正確にいえば弁護士に対して支払われるお金ではないのですが、自己破産のために実際にかかった費用として請求されるケースがほとんどです。
ごくまれに、着手金や以下で説明する成功報酬に含むとしている事務所もあります。

なお、自己破産における実費としては、債権者や裁判所とのやり取りに必要となる郵便切手代として数千円、申立書を提出する際に貼付する収入印紙が数千円、裁判所に納めることになる予納金が数万円(処理状況によって大きく異なる)、弁護士が裁判所に行くために必要となった交通費・日当(弁護士によってまちまちなので必ず確認しましょう)などが含まれます。

成功報酬

成功報酬とは、自己破産が裁判所に認められた際に支払われるお金です。一般的な相場としては、0円~30万円となっています。
ここでも0円(無料)という数字が出てきましたが、これは着手金を事前に取っていた場合に成功報酬までは請求しないという事務所があるためです。これとは逆に、着手金が0円だった場合にしっかりと成功報酬を請求するという事務所も当然あります。

費用の総額がいくら?がポイント

上記のように、自己破産の費用は大きく3つの項目で構成されています。
ここで重要になってくるのが、「総額がいくらになるのか」ということ。

着手金0円と大々的に宣伝しているからといって必ずしも総額が安いとは限りません。

たとえ着手金が0円でも成功報酬が40万円と相場より高く設定されていれば、実際に支払う金額は、着手金20万円成功報酬なしの事務所のほうが低く抑えられます。

弁護士費用が気になる方は、どの名目でいくら支払うのかについてよく確認し、総額がいくらになのかという点をしっかり確認してから決めましょう。

弁護士費用を一括で支払えない場合は分割に!

本章の最初に書きましたが、自己破産にかかる弁護士費用の相場は総額で20~40万円程度です。しかし、これほどの金額を一括で支払えない方がいるのも事実。こういった場合は、一括で支払えないことを伝え、分割にしてもらうよう相談してみましょう。
自己破産の場合、経済的余裕がほとんどないケースはめずらしくないため、ほとんどの事務所、そして弁護士が分割払いに応じてくれます。見栄などは張らず、正直に支払いが苦しいと伝えてください。

自己破産を弁護士に依頼すれば返済がストップする

昨今では着手金については分割での支払いを採用している事務所が数多くあります。

自己破産手続きがスタートしたということは、借金の返済がストップするということ。今まで返済に充てていたお金の一部を、着手金の分割払いに充てられるというわけです。

もちろん成功報酬についても、分割払いを採用している事務所が多くあるため、相談してみる価値は十分にあります。自己破産するのですから「見栄など張らず」弁護士と納得いくまで相談することが大事だということです。

毎月の支払い額は相談で調整

では、毎月の支払い額はいくら程度になるのでしょうか?
こちらについても特に決められているわけではありません。なぜなら、依頼者の経済状況(毎月の収入がいくらか?)は人によって千差万別であるため、事情に応じて個別に金額が決められていくことになります。

たとえば、自己破産を依頼してからすぐは返済がストップしたとしても経済的余裕がなく、数千円程度しか支払えないケースも当然あります。その場合は、少し期間を置いてから増額して支払っていくといった方法も相談次第では可能となっています。

支払いの確認は必ず依頼前に

とはいうものの、どこまで応じてくれるかは弁護士次第となっています。(弁護士もこれで生計を立てているわけですから)

ですので、相談の段階でどの程度までなら応じてくれるのかについて、必ず確認しておきましょう。
とても大事なことですが、一度依頼をしてしまうと、原則、支払った着手金はかえってきませんし、途中まで進めたとして手続きが完了していないのに費用を請求されることもあります。
こういったお金のトラブルに巻き込まれないためにも、支払いの確認は必ず依頼前に済ませ、双方納得した上で手続きに着手してもらってください。

自己破産して借金をチャラにできて、さぁ人生をリセットしよう!と希望に満ちた瞬間に今度は自己破産の手続きで多額の返済になってしまっては目も当てられません。気を付けましょう。

 

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